クルトンのプログラミング教室

Pythonの使い方やPythonを使った競技プログラミングの解法などを解説しています。

算術演算子の使い方【Python】

こんにちは、クルトンです!

この記事では算術演算子の使い方を解説します。

算術演算子とは

演算子は、値の代入や四則演算等の計算、大小比較などに使われる半角記号のことです。

その中で、算術演算子とは数値計算に使用される演算子のことを指します。

算術演算子の使い方

演算子 説明
a + b 足し算をする
a - b 引き算をする
a * b 掛け算をする
a / b 割り算をする
a // b aをbで割った商を求める
a % b aをbで割った余りを求める
a ** b aをb回掛けた数を求める(aのb乗)


下に具体的な使用例を載せておきます。

コード

a = 5
b = 2

print(a + b)
print(a - b)
print(a * b)
print(a / b)
print(a // b)
print(a % b)
print(a ** b)

出力結果

7
3
10
2.5
2
1
25

算術演算子の優先順位

演算子には優先順位があり、優先順位の高いものから処理されていきます

算術演算子の優先度は次のようになっています。

優先順位 演算子 説明
1 ∗∗ べき乗
2 ∗, /, //, % 掛け算、割り算、切り捨て除算、剰余
3 +, - 足し算、引き算

この順番に計算が処理されます。


下に、足し算と掛け算を混ぜた例を載せておきます。

コード

print(1 + 2 * 3)

出力結果

7

これを見れば、掛け算が先に計算されていることが分かると思います。


では、計算の順番を変えたいときはどうすればいいのでしょうか?

計算の順番を変えたいときは丸括弧「()」を使います。

丸括弧を使った優先順位の変更

通常の計算と同じように、丸括弧で囲まれた部分の演算は先に行われます。

下に例を示しておきます。

コード

print(1 + 2 * 3)
print((1 + 2) * 3)

出力結果

7
9


丸括弧で囲まれた部分が先に演算されることで、答えが変わっていることが分かります。

このように、Pythonでは算術演算子と括弧を使って計算を行います。



今回は演算子について解説しました。

算術演算子は優先順位を理解して使わなければ、思った通りの計算をしてくれません。

算術演算子の役割とセットで理解しておきましょう!

ではまたお会いしましょう!さようなら~